2022.03.18

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災害時、ビジネスフォンは「家財保険」でカバーされるのをご存知ですか?

近年、ゲリラ豪雨や大型台風等、落雷や床上浸水による災害はとても身近な損害です。しかも、落雷は建物だけでなく、家財の損害を受ける事もあり、自分の建物に落ちなくても落雷電流が伝わってくる事もあるのです。

 

例えば・・・

"落雷後に停電がおき、ブレーカーが落ちたので上げたが、「複合機は使えるけど、電話機の画面表示が暗いままで使えない」”

”「ドアホンが鳴りませんでしたが。。。」(お客様に言われて気づく事が多い)”

”雨風が強かったから窓の隙間から雨が入ってきて、コンセント周辺が水浸し”

 

こんな場合は保険でカバーする事が出来るのでしょうか?

 

皆さんがご加入中の「火災保険」は【建物と家財】それぞれに保険をかけていますか?それとも【建物のみ】にかけていますか?もしくは【動産保険】に加入していますか?

ここが補償されるか自腹になってしまうのかの分かれ目です!もし、【建物のみ】を対象として契約されていると、家財は補償されません。何が保険の対象になるのかは、ご契約内容により異なりますが、法人用特定動産契約の場合、以下は対象になります。

(例)・事務用機器、電気器具など

   ・通信機器、光学機器、精密機械類など

   ・作業用の各種機械など

   ・商品・在庫品・展示品など

 

但し、地震・噴火による津波、水災による損害や、自動車やパソコン内のデータは対象外です。地震・噴火は火災保険に付帯される地震保険、自動車は当然、自動車保険です。そしてデータは適切な方法でバックアップを取りましょう。

 

様々な災害

● 火災の場合

火災は原因が自社(自分)にある場合だけでなく、隣家で発生した火災による損害も補償されます。失火責任法という法律により、重大な過失がある場合を除いて火元となった家の住人に法律上の損害賠償責任は発生しませんので、自分の財産は自分で守ることを心がけましょう。 なお、消火活動による家財の損害も補償されるほか、燃え残った家財を片付けるためにかかった費用も「残存物片づけ費用保険金」として補償の対象となります。こんな費用も馬鹿になりませんよね。

● 災害時の風災や水災

こちらも家財の補償が有効です。異常気象が多発する昨今において、風災などの自然災害への対策を講じることが重要になっています。家財に対して風災・雹災・雪災の補償をセットすることで、突風で窓ガラスが割れたことによって家財が破損した場合や、大雪によって家が倒壊し、家財が壊れたといったケースにも対応できます。

大雨による河川の氾濫や浸水にも備えましょう。水災の補償をセットしていれば、台風や集中豪雨による床上浸水により家財に損害が発生した場合にも補償を受けることができます。特に、雨によって氾濫しやすい川が近くにある場合は、注意が必要です。逆に近くに川がなかったり、高層ビルの場合は、必要ないので補償範囲から除く事もできます。補償範囲については、必要に応じて判断しましょう(迷う場合は、ハザードマップで近隣の水災リスクを確認したり、保険会社に相談しましょう)。

 

さらに、大きな地震が心配な方には、火災保険と合わせて地震保険に加入する事をおススメします。もう既に皆さんもご存知だとは思いますが、地震による損害は、火災保険のみでは補償されません。そして、地震保険は単体では加入出来ず、火災保険とセットです。

 

いつどこで起こるか分からないからこそ、いつでも起こる可能性があると考えて保険だけでなく、設置場所や設置・保存方法等の対策をしておきましょう。災害が発生する時期や被害の大きさを予想することは容易ではありません。急に被害を受けて、困ってしまうケースがほとんどです。 災害が起こった時に被害を受けるのは、建物だけではなく、消火活動による放水によって電化製品・電子機器が壊れる事も考えられます。そして精神的ダメージも大きいですね。。。 全て買い換えるには、莫大な費用がかかります。建物が壊れた場合は、プラスで引越し費用等も必要です。もしもの時に備えて、家財補償を付けることを検討してみてはいかがでしょうか?せめて金銭的ダメージだけでも減らしたい。。

 

万が一

災害に遭われた場合はすぐにご加入されている保険会社に連絡を、そして該当機器を導入した際の販売店(工事会社)へも忘れずに連絡を入れましょう。基本的には早く連絡を入れた人(会社)から順番に対応していくので(距離にもよりますが。。。)気付いたらすぐに連絡を入れるのが鉄則です。そして、被災状況の写真を撮っておくことも大切です。水浸しになった場所をすぐに清掃したい!と思いますが、状況写真は保険会社に申請する時に必要な場合もありますので、要確認です。

 

*具体的な補償内容(金額)や必要書類等は保険会社や契約内容により異なりますのでご注意下さい

*機器がリース物件の場合はリース会社様が動産保険に加入していますので、必ず連絡を入れて相談しましょう。壊れたからと言って勝手に処分する事は出来ません。