2022.08.19
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【クラウドPBX】をご存知ですか?
従来のPBX(電話交換機)をご利用になられているお客様より「クラウドPBXについてお聞きしたいのですが・・・」というようなお問い合わせを頂く事が増えました。「クラウド」という言葉や意味は知っていても、そこに「PBX」がつくと「どういうの?」という疑問・・・。交換機の入れ替えを検討されている方や、ただ単に知りたい、という興味本位から・・など、お問い合わせ内容は様々ですが、今回はそんな「クラウドPBX」についてです。
大抵、オフィスのどこかに「交換機」を設置し、回線を収容、デスクの上には多機能電話機を置く。。。というのが通常のパターンですが、それと一番異なる点は、PBXをクラウド上に設置し、それを利用するサービスのことを「クラウドPBX」言います。PBX設置時に費用が発生しない為(キャリアの初期費用はかかります)、機器導入費用を大幅に軽減出来たり、好きな場所に電話環境を構築出来るなど、いくつものメリットが考えられます。
どんなメリットとデメリットがあるか
<MERIT 1>機器設置工事が不要。導入費用やスペース、管理コストの軽減が可能
通常のPBXを利用する場合、当然その機能を活かす周辺機器と設置工事が必要です。しかし、クラウドPBXの場合、PBXの設置場所は クラウド上になるので、自社オフィス内に交換機本体を置く必要も工事をする必要もありません。つまり、初期費用を抑える事を重視する場合は、かなりの検討の余地ありです。比較された方がいいでしょう。
また、導入後の運用・保守についても、インターネット回線を利用した機器構成なので、通常のPBXに比べて節約が出来る事など、コストパフォーマンスの高さもクラウドPBXの特徴の一つです。さらにクラウド利用は資産ではなく経費とする事が可能です。資産管理の手間を省く事が出来ます。そして、通常のPBXの様な機器の故障の心配も不要です。
<MERIT 2>オフィスレイアウトがさらに自由に
クラウドPBXは主装置本体が不要なので、限られたオフィススペースを有効活用できます。「ここに置かなきゃいけない」って考えなくていいのって、結構いいですよ。また、クラウド上に主装置機能があるため、従業員増加やオフィスレイアウトの変更等、スピーディーに対応出来るうえに、これらを比較的安い料金で実現することが可能です。
<MERIT 3>どこにいても会社の電話が受けられる
インターネット回線を利用しているクラウドPBXなので、従来の様な専用の電話機は不要です。つまりスマートフォン・携帯電話やPHS、IP電話機、パソコン、タブレット等、インターネット回線につながる端末をPBXの接続機器として使用することが出来ます。
例えば、スマートフォンを内線端末電話機として利用すれば、外出先でもお客様からの電話を受ける事が可能です。それがたとえ個人用スマートフォンであっても個人の番号を伝えずに電話を受ける事が出来るのです。つまり、
・内線番号「1111」
・代表番号「03-xxxx-xxxx」
・携帯番号「090-xxxx-xxxx」
というように、3つの番号を使い分けられます。
<MERIT 4>働き方改革の推進
テレワークや在宅勤務にもスムーズに対応できます。専用のアプリをインストールすればすぐに使うことが出来る為、「働き方改革」の推進にもなります。また、スマートフォンでの内線通話も可能になるので、拠点間の電話代の削減にもなります。
<DEMERIT 1>月々の通信コストが増額になる場合も
クラウドPBXはインターネット回線を利用するので、ランニングコストはインターネット回線使用料だけでなく、ID利用料等もかかります。従業員数やIDの数により月額料は異なりますので、どれだけ必要かじっくり検討しましょう。
<DEMERIT 2>環境によっては、不具合が起きることもある
決して電話品質が保証せれているものではないので、利用環境や端末によっては、音声が途切れるといった通信が不安定になる場合があります。
メリット、デメリットがあるのは当然です。お客様の環境や用途にあった電話システムを構築するのが一番です。当社では主に従来型のPBXの取り扱いを行っていますが、クラウドPBXのご相談もお受け出来ますので、ぜひお声掛け下さい。
もちろん、従来型PBXとクラウドPBXの併用も可能です。