2022.06.30
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「パソコンも猛暑に弱い!」のご存知ですか?
パソコンには電子部品が多く使用されているので、当然、使用している時は熱が発生します。特に、ここ数日の猛暑日が続いている時、高負荷をかけての使用や、長時間電源を入れたままにしていると、パソコンの内部に熱がこもり、パソコンが故障する原因となるのです。スマホだって長時間利用しているとかなり熱くなりますよね。
パソコン内部に熱がこもった状態では、下記の様なトラブルが発生する場合があります。例えクーラーの効いた室内であっても絶対に安心、なんて事はないのです。もちろん、パソコンには熱を外に出すクーリングファン(冷却装置)を搭載していますが、ファンに埃がたまっていたり、ファンを塞ぐ様な場所や状態で使用していたら、熱を逃がすことも出来ず、せっかくの冷却機能も正常に働きません。
例えばこんな症状が突然・・・
・急にパソコンの電源が落ちる
・再起動が続く
・エラーメッセージが発生する
・接続部分などパソコン部品が破損する
・パソコンに内蔵されているハードディスクが壊れる
・マウスカーソルが動作しなくなる
これはほんの一例です。。。
基本的にパソコンや電気製品等は、安全に配慮して設計・製造されています。それでも間違った使い方をすると、故障や火災等の事故や低温やけど等のけがにもつながる可能性があり大変危険です。
ちなみにCPUの適正温度は、媒体やメーカーにより異なりますが「30度~70度」等と言われています。30度と70度では物凄い差がありますが、それでも共通認識として「70度~80度以上になると危険!」という点は同じです。
安全に、快適に利用する為に
ノートパソコンを、やわらかい敷物(布団やベッド、絨毯等)の上で使用・放置したりすると、排気口・吸気口が塞がれて熱がこもり、火災の原因になる場合があります。
また、ノートパソコンを膝の上で長時間使用すると、この場合も排気口や吸気口を塞いで熱がこもってしまい、衣類の上からでも低温やけどになる可能性があります。
通電中のACアダプターでさえも、長時間触れていると、やはり低温やけどの原因となる事があります。
ちなみに、排気口・吸気口は本体側面や底面にありますので、一度場所の確認をしておきましょう。
他社製など指定外のACアダプターを使用すると、故障や火災・感電等の原因になります。
長時間使用しない時は、安全の為、電源プラグをコンセントから抜いてください。
常識ですが、夏の車中は非常に高温になります。冷房等を入れていない車中に、パソコンを放置しないようにしましょう。
日常のお手入れ方法
パソコン本体のすき間や電源コンセント周辺に埃はたまっていませんか?
⇒ 埃については今すぐ出来ますね。
配線はキレイですか?
⇒配線をキレイにする事は自分で出来る人と苦手な人がいます。自分で出来る人はこちらも今すぐやりましょう。苦手な人は、当社の様な業者にご相談下さい。
大きなラックやBOXに機器を入れている場合、そのラックやBOXにはファンがついていますか?
⇒ファンを付ける必要がある状態の方は、頑張って自力で付けるか、やはり当社の様な業者に依頼しましょう。
パソコンが異常に熱くなってしまったら
パソコンやACアダプターが普段よりも異常に熱く感じ、何をしても改善しない場合は、パソコンの電源を切って、使用をやめましょう。
そして、ACアダプターの電源コードを抜き、ノートパソコンならバッテリーを取り外した上で、メーカーの修理相談窓口へ連絡を入れましょう。
日頃から正しい状態で使い、お手入れをきちんとして、安全に使用しましょう。急に故障したら困りますものね。機械だからと言って雑に扱ってはいけませんね。機械も生き物も暑さには弱いですから。